逆流性食道炎は酸性の強い胃液や、胃で消化される最中の食べ物が食道に逆流してくることにより起こる病気です。
粘膜のただれや潰瘍を生じるため、辛い胸やけや胸の痛みなどの症状が体に現れます。

もともと日本人は、かかりにくい病気でしたが、食生活が変わってきたこともあり、悩まされている方が多くなってきました。
胃液や消化中の食べ物の逆流の主な原因は、食事内容や姿勢、肥満や加齢などによって引き起こります。
また、逆流から守る筋力の低下や、過剰な胃酸も原因です。
胸焼けや胸の痛みは辛いものです。手軽に市販の薬で改善することは可能なのでしょうか。

胃酸を抑える市販薬としてガスター10があります。
逆流性食道炎での辛い症状の原因である過剰な胃酸をコントロールし、胸やけや胃もたれ、胃痛に効果的です。
薬剤師が在籍しているお店で購入が出来ます。
同じく、胃もたれや胸やけに効果があるのがキャベジンです。キャベジンの成分には炭酸水素ナトリウム(重曹)があります。
この成分は一時的な改善は期待できても炭酸ガスが発生するため、かえって胃酸が分泌されやすくなります。
そして持続性はないため、どうしても痛い時など一時的に服用するには効果があります。

これらの服用方法は食事の前や食事の途中、食後などと服用するタイミングがそれぞれ違いますので気を付けましょう。
逆流性食道炎を市販薬で改善したい場合、ガスター10とよく似ているガストールを選びがちですが、胃から胃酸が食道に逆流する逆流性食道炎の場合、胃酸の分泌を抑えることが重要になります。
ガストールにも胃酸を抑える成分は配合していますが、抑える力がそれほど強くありません。

逆流性食道炎の辛い症状である胸やけや胸の痛みが長く続くようなら、病院を受診して的確な薬を処方してもらいましょう。
病院が休診であったり、診察の時間を過ぎてしまった場合などに、あくまでも応急処置として使用する程度にしましょう。

市販薬の副作用は?

病院の処方薬に比べると、市販されている逆流性食道炎の薬は比較的副作用のリスクが小さいと言えます。
それでも副作用の可能性はゼロとは言えないので、どんな症状が考えられるか知っておきましょう。

ガスター10の場合、よく見られるのは便秘や軟便、下痢に口の渇きなどです。
この他、肌の痒みや発疹、全身の倦怠感や発熱、脈の乱れなどが起きることもあります。
キャベジンでも同じく便秘や下痢などが多いですが、長期間にわたって大量の服用を続けると頭痛や吐き気、怠さや息苦しさ、筋力や血圧の低下に認知障害などの重い症状が出やすくなります。
どうしても長期間服用しなければならない場合は、定期的に血液検査や医師の診察を受けた方が良いでしょう。

ガストールは胃の膨満感や動悸、排尿困難や目のかすみ、痒みに発疹などが現れる可能性があります。
逆流性食道炎の症状を改善するために有効な成分は共通しているため、ガスター10やキャベジンと同じように、こちらも下痢や口の渇きなど似たような副作用が見られます。

これらの個別の副作用とは別に、医薬品を服用した際に起きるアナフィラキシーショックにも注意しなければなりません。
アレルギー反応が過剰に起き、場合によっては呼吸困難などで命を落としてしまうこともあります。
発症頻度としては非常に稀なので心配ありませんが、体質によっては発症してしまうので初めて服用する場合は一人の時に服用しないなど、対策を行っておくと良いでしょう。

このような副作用は、基本的に服用方法を守って正しく使用していれば滅多に起きることではありません。
正しく服用すれば正しい効果を得られるので、市販薬を使用する際には十分に説明書を読んでから使うようにしましょう。